Spanish Tidbits Vol.6

(参考文献:2011年度NHKテレビ「テレビでスペイン語」9月号)

 

conocer(コノセール)

 英語のknowに相当する動詞です。

 活用は下記の通りです。

 yo conozco(ジョ コノスコ=I know)、usted conoce(ウステッド コノセ=you know)、tú conoces(トゥ コノセス=you know)、él, ella conoce(エル, エジャ コノセ=he, she knows)。

 nosotros, nosotras conocemos(ノソトロス, ノソトラス コノセモス=we know)、ustedes conocen(ウステデス コノセン=you know)、vosotros, vosotras conocéis(ヴォソトロス, ヴォソトラス コノセイス=you know)、ellos, ellas conocen(エジョス, エジャス コノセン=they know)。

 英語のknowに相当する動詞として、スペイン語ではsaber(サベール)と言うのがあります。この動詞saber(サベール)とのニュアンスの違いに注意が必要です。saber(サベール)は情報や知識を「知っている」と言う時に使いますが、conocer(コノセール)は主に「人や場所を知っている」と言うことを相手に伝える時に使います。「知り合いである」、「行ったことがある」と言う経験や体験によって知っていると言うことです。

 例えば、My parents know my girlfriend.と言いたい場合、Mis padres conocen a mi novia.(ミス パドレス コノセン ア ミ ノビア)と言います。novia(ノビア)はgirlfriendに相当します。この時、動詞conocer(コノセール)は前置詞aや直接目的格人称代名詞と一緒に使われます。

 他にも、Have you been to Rua Mayor yet?と言いたい場合、¿Ya conoces la Rua Mayor?(ジャ コノセス ラ ルア マジョール)と言います。ya(ジャ)はalreadyに相当します。

 

costar(コスタール)

 英語のcostに相当する動詞です。

 活用は下記の通りです。

 yo cuesto(ジョ クエスト=I cost)、usted cuesta(ウステッド クエスタ=you cost)、tú cuestas(トゥ クエスタス=you cost)、él, ella cuesta(エル, エジャ クエスタ=he, she costs)。

 nosotros, nosotras costamos(ノソトロス, ノソトラス コスタモス=we cost)、ustedes cuestan(ウステデス クエスタン=you cost)、vosotros, vosotras costáis(ヴォソトロス, ヴォソトラス コスタイス=you cost)、ellos, ellas cuestan(エジョス, エジャス クエスタン=they cost)。

 活用例としては、「値段がかかる」ものを表現する場合、例えば、¿Cuánto cuesta el billete de ida para Madrid?(クアント クエスタ エル ビジェテ デ イダ パラ マドリード)と言うと、How much is the ticket for oneway to Madrid?に相当します。billete(ビジェテ)がticketに相当します。

 また、「手間や労力がかかる」ものを表現する場合は注意が必要です。人は間接目的格人称代名詞や、「前置詞a+人」で表し、手間や労力のかかる内容が主語になります。例えば、¿Te cuesta trabajo olvidarlo?(テ クエスタ トラバホ オルビダルロ)と言うと、Is it your job to forget it?に相当します。te(テ)は(トゥ=you)の間接目的語、olvidarlo(オルビダルロ)は動詞olvidar(オルビダール=forget)に直接目的語lo(ロ=it)が付いた形です。

 

abrir(アブリール)

 英語のopenに相当する動詞です。

 活用は下記の通りです。

 yo abro(ジョ アブロ=I open)、usted abre(ウステッド アブレ=you open)、tú abres(トゥ アブレス=you open)、él, ella abre(エル, エジャ アブレ=he, she opens)。

 nosotros, nosotras abrimos(ノソトロス, ノソトラス アブリモス=we open)、ustedes abren(ウステデス アブレン=you open)、vosotros, vosotras abrís(ヴォソトロス, ヴォソトラス アブリス=you open)、ellos, ellas abren(エジョス, エジャス アブレン=they open)。

 活用例としては、Voy a abrir la botella.(ボイ ア アブリール ラ ボテジャ)と言うと、I will open the bottle.に相当します。botella(ボテジャ)がbottleに相当します。

 また、「〜をそそる、引き起こす」と言う意味でも使われます。この場合、直接目的語となる名詞が主語となり、その後に間接目的格人称代名詞、そして動詞abrir(アブリール)が来ます。例えば、Aquellos manjares me abrieron las ganas de comer.(アケジョス マンハレス メ アブリエロン ラス ガナス デ コメール)と言うと、Those meals brought me the desire to eat.に相当します。nanjares(マンハレス)がmealsganas(ガナス)がdesireに相当します。ここでは動詞abrir(アブリール)は過去形になっており、主語である直接目的語が複数形のため、3人称複数過去形になっています。

 ちなみに、cerrar(セラール)がcloseに相当する動詞です。

 活用は下記の通りです。

 yo cierro(ジョ スィエロ=I close)、usted cierra(ウステッド スィエラ=you close)、tú cierras(トゥ スィエラス=you close)、él, ella cierra(エル, エジャ スィエラ=he, she closes)。

 nosotros, nosotras cerramos(ノソトロス, ノソトラス セラモス=we close)、vosotros, vosotras cerráis(ヴォソトロス, ヴォソトラス セライス=you close)、ellos  cierran(エジョス スィエラン=they close)。

 

decir(デスィール)

 英語のsayに相当する動詞です。

 活用は下記の通りです。

 yo digo(ジョ ディゴ=I say)、usted dice(ウステッド ディセ=you say)、tú dices(トゥ ディセス=you say)、él, ella dice(エル, エジャ ディセ=he, she says)。

 nosotros, nosotras decimos(ノソトロス, ノソトラス デスィモス=we say)、ustedes dicen(ウステデス ディセン=you say)、vosotros, vosotras decís(ヴォソトロス, ヴォソトラス デスィス=you say)、ellos, ellas dicen(エジョス, エジャス ディセン=they say)。

 活用例としては、Yo no digo “adiós”, sino “hasta la próxima”.(ジョ ノ ディゴ アディオス”, スィノ アスタ ラ プロッスィマ)と言うと、I will not say “adios”, but “see you again”.に相当します。sino(スィノ)は否定語の後ろではbutに相当します。

 また、再帰動詞decirse(デスィールセ)を使うと、「〜と言われる」と言う意味になります。例えば、¿Cómo se dice esto en español?(コモ セ ディセ エスト エン エスパニョール)と言うと、How do you say this in Spanish?に相当します。esto(エスト)はthisに相当します。

 それから、接続詞que(ケ)を続けると、「〜と言う」と言う意味になります。例えば、Tsubasa dice que le gusta mucho España.(ツバサ ディセ ケ レ グスタ ムーチョ エスパーニャ)と言うと、Tsubasa says that he likes Spain very much.に相当します。le(レ)は代名詞él(エル)の間接目的格になります。