Words & Phrases
(参考文献:情報センター出版局「旅の指さし会話帳6 イタリア」)
◆camera(カーメラ)
いきなりビックリな単語です。日本人にはすっかり御馴染みのこの単語。見た目的には英語のcamera。英語ではカメラのことですよね。ところが、イタリア語ではなんと、camera(カーメラ)はroomのことを指します。
因みに、イタリア語でカメラのことはmacchina fotografica(マッキナ フォトグラーフィカ)と言います。
よく使われる場所としてはやはりhotelですね。イタリア語でホテルはalbergo(アルベルゴ)と言います。Do you have any rooms available?と尋ねる時は、イタリア語ではC’è una camera libera?(チェ ウナ カーメラ リーベラ?)と尋ねます。c’è(チェ)とは英語のthere isに相当します。また、libera(リーベラ=available)のように、形容詞はイタリア語では殆どの場合、名詞の後ろに置かれます。
single
roomのことはイタリア語では、camera singola(カーメラ スィンゴラ)、twin roomのことは、camera con due letti(カーメラ コン ドゥエ
レッティ)と言います。con(コン)は英語のwith、letti(レッティ)はbedに相当します。英語に直訳すれば、room with two bedsになります。
◆mezzi
di transport(メッツィ ディ トランスポルト)
ここではイタリアの交通手段をご紹介します。とは言え、どこの国も殆ど同じですが(笑)。因みに、イタリア語で「〜に乗る」と言うのはprendere(プレンデレ)と言う動詞を使い、Prendo 〜.(プレンド 〜.=I take 〜.)となります。
trainはイタリア語でtreno(トレノ)、busはautobus(アウトブス)、taxiはそのままtaxi(タクスィー)、subwayはmetro(メトロ)。shipはnave(ナーヴェ)、airplaneはaereo(アエレオ)と言います。
そして、イタリアと言えば、やはりヴェネツィア(イタリア語ではVenezia(ヴェネーツィア))ですよね!。Veneziaで有名な乗り物と言えば、やはりゴンドラとヴァポレットです。ゴンドラはイタリア語でgondola(ゴンドラ)、ヴァポレットはvaporetto(ヴァポレット)と言います。
因みに、イタリアの交通機関は改札機がありません。その代わり、売り場で購入した切符を打刻機で打刻して乗車します。車内では検札があるので、打刻をしていないと大変なことになりますので注意が必要です。
◆gesti(ジェスティ)
ここではイタリアでよく使われるジェスチャーについてご紹介します。顔だけでは区別の付かないラテン民族の中でも、イタリア人は手振りが大きいので、遠くからでも判別が可能なんだとか(笑)
ここでは映画にもよく登場する代表的なジェスチャーをご紹介します。
まず、中指を人差し指にひっかけて願掛けをよくします。これはイタリア人だけではなく、西洋の人ならよくやりますね。Spero che(スペロ ケ)...と言いながら願をかけます。このSpero che(スペロ ケ)...とは、speroはsperare(スペラーレ=hope, wish)の1人称単数形、che(ケ)とは関係詞のthatに相当します。
日本と全く意味が違うのは、人差し指を下瞼に当て、軽く下に引く動作です。日本ではあっかんべーのような、相手を侮辱した感覚ですが、イタリアではなんと、Sta attento.(スタ アテント)と言い、Be careful.に相当します。sta(スタ)はstare(スターレ=stay)の命令形、attentoはattentionに相当します。
お金(イタリア語ではsoldi(ソルディ))のことを話す時は、日本ではOKサインを出しますが、イタリアでは人差し指と、親指の腹の部分を何度も擦り合わせる動作をします。お札を数えるような指の動きですね。
そしてそして。相手を侮辱する時の動作。手で顎を触り、手前に動かす動作。Non me ne importa.(ノン メ ネ インポルタ=It is not
important for me.)と言います。日本語では、「知ったこっちゃねーよ!」と言う感じです。
最後に、ゴッドファーザーにも出て来たジェスチャー。激しい怒り(rabbia(ラッビア))を表す時の動作として、握りこぶしの人差し指の関節を噛む動作があります。
◆turismo(トゥーリズモ)
イタリアは一番行きたい国。美味しい料理だけではなく、美しい風景、観光名所もたくさんあるからです。
イタリアと言えば、一番に思い浮かぶのはキリスト教に関係した観光名所が多いと言うことでしょうか。ここでは、そんな観光名所についてご紹介します。
まず、教会をイタリア語で言うとchiesa(キエーザ)と言います。因みに、教会などには、ノースリーブや短パンでは入場出来ません。何よりも、中はひんやりと寒いので、長袖や長ズボンが必要なほどです。
ミラノに行けば、大聖堂があります。大聖堂はイタリア語でduomo(ドゥオーモ)と言います。数年前、ここに観光に訪れたアホな大学生が落書きをしたとして問題になりましたね(笑)それから、礼拝堂はcappella(カッペッラ)と言います。それから、ヴェネツィアへ行けば、大鐘楼があります。鐘楼はイタリア語でcampanile(カンパニーレ)と言います。
もちろん、教会に関係するところだけが観光名所ではありません。博物館はイタリア語でmuseo(ムゼオ)、宮殿はpalazzo(パラッツォ)、景色はpanorama(パノラーマ)、美術館はgalleria(ガッレーリア)、絵画はpittura(ピットゥーラ)、彫像はstatua(スタートゥア)と言います。
◆Roma(ローマ)
言うまでもなく、イタリアの首都です。イタリアと言えば、まずはここからスタート。ローマにあるたくさんの観光名所をご紹介します。英語表記ではRomeになりますね。
まずは映画の舞台。「グラディエーター」で有名なのはColosseo(コロッセオ)、「ベン・ハー」ではCirco Massimo(チルコ マッスィモ)、「ローマの休日」では真実の口(イタリア語ではBocca della Verità(ボッカ デッラ ヴェリタ))があります。bocca(ボッカ)はmouth、della(デッラ)はof the、Verità(ヴェリタ)はtruthに相当します。
他にもローマの観光名所と言えば、ローマ市内なのに世界一小さな国のCittà del Vaticano(チッタ デル ヴァチカーノ)があります。ちなみにここでの公用語はラテン語なんだそうです。città(チッタ)はcityに相当します。他にもサンピエトロ広場(イタリア語ではPiazza San Pietro(ピアッツァ サン ピエトロ))や、パンテオン神殿(イタリア語ではPanteon(パンテオン))、トレヴィの泉(イタリア語ではFontana di Trevi(フォンターナ
ディ トレヴィ))、サンタ・マリア・マッジョーレ教会(イタリア語ではChiesa della Santa Maria
Maggiore(キエーザ デッラ サンタ マリア マッジョーレ))などがあります。
そして、「オペラ座の怪人」で有名なオペラ座(Teatro dell’Opera(テアトロ デッロペラ))もローマに存在します。
◆Milano(ミラーノ)
英語表記ではMilan。イタリアだけではなく、世界中の最新ファッションの発信地でもあるMilano(ミラーノ)。イタリアファッションブランドの聖地と言えば、Via Monte
Napoleone(ヴィア モンテ ナポレオーネ)です。via(ヴィア)はstreetに相当します。
その他にMilano(ミラーノ)で有名なものと言えば、Galleria(ガッレリア)と呼ばれる通り。屋根が付いたストリートは、映画やドラマのワンシーンでもよく出て来ます。
そして、忘れてはならないのはスカラ座。イタリア語ではTeatro alla Scala(テアートロ アッラ スカーラ)と言います。
◆Firenze(フィレンツェ)
英語表記ではFlorence。こんなに名前の違う都市も珍しいですね。
Firenze(フィレンツェ)と言えば、やはりルネサンス文化が今も息づくDuomo(ドゥオーモ)付近に一度は訪れてみたいものです。茶色くて丸い、大きな建物がDuomo(ドゥオーモ)です。他にも、フェラガモ本店を中心としたブランドブティック街であるVia dè Tornabuoni(ヴィア デ トルナブオーニ)、ミケランジェロの彫像「ダビデ像」があるアカデミア美術館(Galleria dell’Accademia(ガッレリア デッラッカデミーア))などがあります。
◆Venezia(ヴェネツィア)
僕がイタリアの中で一番行きたい都市、水の都Venezia。英語ではVeniceと言いますね。
たくさんの水路と橋で作られた、まるで埋立地のような、お魚の形をした都市。アニメ「ARIA」の舞台でもあり、その情景に、一度は出かけてみたい、そう思うようになりました。
Veneziaと言えば、まずは中心地のサンマルコ広場。イタリア語ではPiazza San Marco(ピアッツァ サン マルコ)と言います。piazza(ピアッツァ)はplazaに相当します。
魚市場や野菜市場、美味しいレストランが軒を並べているのがリアルト橋。日本の半円型の橋のように中心へ行くほど上り坂になっているデザインは日本でも有名です。イタリア語ではPonte di Rialto(ポンテ ディ リアルト)と言います。ponte(ポンテ)がbridgeに相当します。
それから、囚人が収監される刑務所にかかっていて、そこからの水路の眺めに誰しも溜め息を漏らした、と言う溜め息橋(イタリア語ではPonte dei sospiri(ポンテ デイ ソスピーリ))や、ヴェネツィアンガラスの工房が集まるムラノ島(イタリア語ではMurano(ムラーノ))、ヴェネツィア映画祭が開催されるリド島(イタリア語ではLido(リド))が有名です。
◆colore(コローレ)
英語のcolorに相当します。ここでは、イタリア語での色の言い方についてご紹介します。
まず、イタリア料理でご存知な色の単語から。パスタのボンゴレ・ビアンコのビアンコはwhiteのこと。イタリア語ではbianco(ビアンコ)と書きます。ワインのロッソはredのこと。イタリア語ではrosso(ロッソ)と書きます。因みに、イタリア語では殆どの場合、形容詞は修飾される名詞の後ろへ置くのが決まりです。例えば、赤ワインはvino rosso、白ワインはvino biancoのようになります。
yellowはgiallo(ジャッロ)、orangeはarancio(アランチョ)、pinkはrosa(ローザ)、sky blueはceleste(チェレステ)、blueはazzurro(アッズッロ)、navy blueはblu(ブルー)と言います。blueは英語では青のことを指す単語なのに、イタリア語では紺色を指す単語になるので注意が必要です。
他にも、purpleはviola(ヴィオラ)、greenはverde(ヴェルデ)、brownはmarrone(マッローネ)、dark
brownはtesta di moro(テスタ ディ モーロ)、grayはgrigio(グリージョ)、blackはnero(ネーロ)と言います。
◆giorni(ジョルニ)
ここでは、イタリア語での月と曜日の言い方についてご紹介します。
まず、タイトルのgiorni(ジョルニ)とは、giorno(ジョルノ=day)の複数形です。weekはsettimana(セッティマーナ、複数形はsettimane(セッティマーネ))、monthはmese(メーゼ、複数形はmesi(メーズィ))、yearはanno(アンノ、複数形はanni(アンニ))と言います。
それではまず、曜日からご紹介しましょう。Mondayはlunedì(ルネディ)、Tuesdayはmartedì(マルテディ)、Wednesdayはmercoledì(メルコレディ)、Thursdayはgiovedì(ジョヴェルディ)、Fridayはvenerdì(ヴェネルディ)、Saturdayはsabato(サーバト)、Sundayはdomenica(ドメーニカ)と言います。
次に月の言い方をご紹介します。次の言い方は英語と良く似ています。Januaryはgennaio(ジェンナイオ)、Februaryはfebbraio(フェッブライオ)、Marchはmarzo(マルツォ)、Aprilはaprile(アプリーレ)、Mayはmaggio(マッジョ)、Juneはgiugno(ジューニョ)、Julyはluglio(ルッリオ)、Augustはagosto(アゴスト)、Septemberはsettembre(セッテンブレ)、Octoberはottobre(オットーブレ)、Novemberはnovembre(ノヴェンブレ)、Decemberはdicembre(ディチェンブレ)と言います。
◆pasto(パスト)
イタリア語で食事のことを指します。ここではイタリア語の食事に関する言葉をご紹介します。
まず、breakfastはprima colazione(プリマ コラツィオーネ)、lunchはpranzo(プランツォ)、sweetsはmerenda(メレンダ)、そしてdinnerはcena(チェーナ)と言います。
イタリア料理のことを総じてcucina italiana(クチーナ イタリアーナ)と言い、cucina(クチーナ=meal)の後ろに国の名前の形容詞形を持って来ます。日本料理だったらcucina
giapponese(クチーナ ジャッポネーゼ)、中華料理だったらcucina cinese(クチーナ
チネーゼ)のように言います。
restaurantも2通りの言い方があり、日本でも両方の呼び方が使われます。わりとちゃんとしたrestaurantのことをristorante(リストランテ)と言い、ややカジュアルなrestaurantのことをtrattoria(トラットリア)と言います。
イタリア語でもコース料理を指す言葉があります。まずは食前酒。イタリア語ではaperitivo(アペリティーヴォ)と言います。
前菜はantipasto(アンティパスト)と言います。生ハムやパン、ソーセージなどが出ます。スープやパスタ、リゾットなどは「第1の皿」と言う意味でprimo piatto(プリモ ピアット)と言います。
「第2の皿」と言う意味のsecondo piatto(セコンド ピアット)はメインディッシュです。魚(pesce(ペッシェ))や肉(carne(カルネ))などが提供されます。それから温野菜。イタリア語ではcontorno(コントルノ)と言います。チーズはイタリア語でformaggio(フォルマッジョ)と言います。
その後はやはりフルーツやお菓子です。フルーツはイタリア語でfrutta(フルッタ)、お菓子はdolce(ドルチェ)と言います。そして最後の締めはコーヒー(イタリア語ではcaffè(カッフェ))、もしくは食後酒(イタリア語ではdigestivo(ディジェスティーヴォ))でお腹の調子を整えます。