Indonesian
Vol.7
(参考文献:白水社「ニューエクスプレス インドネシア語」)
◆Kenalkan.(クナルカン)
英語のNice
to meet you.に相当します。
この他の挨拶表現はVOL.3を参照して下さい。
◆Siapa nama
Anda?(スィアパ ナマ アンダ)
英語のWhat
is your name?に相当します。siapa(スィアパ)はwho、nama(ナマ)はname、Anda(アンダ)はyouに相当します。インドネシア語でyouに相当するAnda(アンダ)は文の途中でも大文字で書き始めます。
ここではインドネシア語での人称代名詞についてご紹介します。
インドネシア語の人称代名詞は他の言語にはない特徴があります。それは、英語のIに相当する単語が2つ存在すると言うことです。相手が目上や初めての人に対してはsaya(サヤ)と丁寧な言葉を使います。日本語の「わたくし」のようなものです。そして、親しい間柄で用いる時はaku(アクゥ)と言います。
2人称も相手が目上や初めての人に対してはAnda(アンダ)と丁寧な言葉を使います。そして、親しい間柄で用いる時はkamu(カムゥ)と言います。
3人称のheやsheに相当するのはdia(ディア)またはia(イア)と言い、男女の区別はありません。dia(ディア)またはia(イア)のどちらを使うことも出来ます。
◆Nama saya
Kénji.(ナマ サヤ ケンジ)
英語のI
am Kenji.に相当します。
インドネシア語では、修飾関係を表す語順は、「修飾される語−修飾語」の順となります。日本語の修飾関係とは逆になります。上記ではnameに相当するnama(ナマ)が前に来て、myに相当するsaya(サヤ)が後ろに来ています。your nameはnama
Anda(ナマ アンダ)となります。
ただし、his
name、her nameはdia(ディア)やia(イア)を使わず、namanya(ナマニャ)と言います。
◆Dari mana?(ダリ マナ)
英語のWhere
are you from?に相当します。dari(ダリ)がfrom、mana(マナ)はwhereに相当します。
これに対してI am from Japan.と言いたい場合は、Dari Jepang.(ダリ ジュパン)と言います。
ここでインドネシア語での様々な国の言い方を見ておきましょう。
Républik
Indonésia(レプブリッ インドネシア=Indonesia)、Amérika
Serikat(アメリカ スリカッ=America)、Cina(チナ=China)、Koréa Selatan(コレア スラタン=Korea)、Thailand(タイラン=Thailand)、Viétnam(フィエトナム=Vietnam)、Malaysia(マレイシア=Malaysia)、Timor Timur(ティモル ティムル=East Timor)など。
◆Tinggal di
mana?(ティンガル ディ マナ)
英語のWhere
do you live?に相当します。tinggal(ティンガル)はlive、di(ディ)はinやatに相当します。
インドネシア語では動詞の活用変化や時制変化がありません。言い換えれば、どんな主語でも、どんな時制でも形が変わらないと言うことです。
◆Sering
pulang ke Jakarta?(スリン プゥラン ク ジャカルタ)
英語のDo
you often return to Jakarta?に相当します。sering(スリン)がoften、pulang(プゥラン)がreturn、ke(ク)がtoに相当します。
◆Ini foto
keluarga kami.(イニ フォト クルゥアルガ
カミ)
英語のThis
is a photo of my family.に相当します。ini(イニ)がthis、keluarga(クルゥアルガ)がfamily、kami(カミ)がourに相当します。
ここでのポイントの1つ目は、インドネシア語での指示代名詞です。ini(イニ)がthisに対し、thatはitu(イトゥ)と言います。また、場所を表す代名詞hereはsini(スィニ)と言い、thereはsitu(スィトゥ)、over thereはsana(サナ)と言います。
2つ目のポイントは複数形の人称代名詞です。上記例文ではourに相当するのがkami(カミ)ですが、1人称複数の人称代名詞にはkita(キタ)と言う単語も存在します。これには明確な違いがあって、kami(カミ)は話し相手を含まないweを表し、kita(キタ)は話し相手を含むweを表すと言うことです。そして、theyに相当するのがmeréka(ムレカ)と言います。
◆Permisi, Bu.(プルミスィ, ブゥ)
英語のExcuse
me, Madame.に相当します。
ここでのポイントはBu(ブゥ)と言う呼びかけの言葉です。インドネシア語では目上あるいは社会的地位の高い人については代名詞のAnda(アンダ=you)をあまり使うべきではありません。その代わりとして、男性にはfatherに相当するBapak(バパッ)を、女性にはmotherに相当するIbu(イブゥ)を使います。
これらが会話上ではPak(パッ)、Bu(ブゥ)と短く言うことがあります。また会話では、相手を呼びかける語を文やフレーズの後ろに続けて言います。
◆Anda
mahasiswa baru?(アンダ マハスィスワ バルゥ)
英語のAre
you a new student?に相当します。mahasiswa(マハスィスワ)はa university student、baru(バルゥ)はnewに相当します。
これに対して、Yes, I am a new student.と言いたい場合は、Ya, saya
masasiswa baru.(ヤ, サヤ マハスィスワ バルゥ)と言います。ya(ヤ)はyesに相当します。
反対に、No,
I am not a new student.と言いたい場合は、Bukan, saya bukan
mahasiswa baru.(ブゥカン, サヤ ブゥカン マハスィスワ バルゥ)と言います。bukan(ブゥカン)がnoやnotに相当します。ただし、このbukan(ブゥカン)で否定出来るのは上記のように名詞文の時のみです。
◆Kami baru
sampai di sini.(カミ バルゥ サンパィ
ディ スィニ)
英語のWe
have just arrived here.に相当します。sampai(サンパィ)はarriveに相当します。
ここでのポイントはbaru(バルゥ)です。Anda mahasiswa baru?(アンダ マハスィスワ
バルゥ)では、Are you a new student?となったように、形容詞のnewと言う意味で使われていましたが、Kami baru sampai di sini.(カミ バルゥ サンパィ ディ スィニ)ではWe
have just arrived here.のように助動詞のjustの意味で使われています。「〜したばかり、やっと〜した」と言う意味の助動詞としても使われることがあるので文脈で意味を理解する必要があります。
◆インドネシア語での親族名称と国籍
ここではインドネシア語での親族名称と国籍の言い方をご紹介します。
keluarga(クルアルガ=family)、orang tua(オラン トゥア=parents)、anak(アナッ=child)。
bapak(バパック=father)またはayah(アヤハ=father)、ibu(イブ=mother)。
kakak laki-laki(カカッ ラキラキ=elder brother)、adik laki-laki(アディッ ラキラキ=younger brother)、kakak perempuan(カカッ プルンプワン=elder sister)、adik perempuan(アディッ プルンプワン=younger sister)。
suami(スアミ=husband)、istri(イストリ=wife)またはisteri(イステリ=wife)。laki-laki(ラキラキ=male)、perempuan(プルンプワン=female)。
「〜人」と言いたい場合は、orang(オラン=people)に国籍を続けて言います。
orang Indonesia(オラン インドネスィア=Indonesian)、orang Jepang(オラン ジュパン=Japanese)、orang Amerika(オラン アメリカ=American)、orang Inggris(オラン イングリス=English)、orang Prancis(オラン プランチス=French)、orang Malaysia(オラン マレイスィア=Malay)、orang Singapura(オラン スィンガプラ=Singaporean)など。