Dutch Vol.3
(参考文献:白水社「ニューエクスプレス オランダ語」)
◆Goedemorgen.(フイェモルヘン)
英語のGood morning.に相当します。オランダ語のgの発音は、フランス語のrの発音と同じように、うがいをするような音を出します。そのため、goedeは(フイェ)と言うような音になり、morgenは(モルヘン)と言うような音になります。またrの発音は、スペイン語やイタリア語と同じように巻き舌にして発音します。
Good afternoon.と言いたい場合は、午前11時頃から午後2時頃まではGoedemiddag.(フイェミダッフ)と言い、それ以降はGoededag.(フイェダッフ)と言います。
Good evening.と言う場合は、Goedenavond.(フイェナーヴォント)と言います。
英語のHi!に相当するのがHoi!(ホイ)と言い、いつでも使えます。
◆Aangenaam.(アーンヘナーム)
英語のNice to meet you!に相当します。直訳するとcomfortableと言う意味になります。
◆Dank u.(ダンク ユー)
英語のThank you.に相当します。もう少し丁寧にThank you very much.と言いたい場合は、Dank u wel.(ダンク ユー ウェル)と言います。これに対してYou’re welcome.と言いたい場合は、Niets te danken.(ニーツ トゥ
ダンケン)と言います。
◆Het spijt me.(ェト スペイト
メ)
英語のI am sorry.に相当します。これに対し、No problem.と言いたい場合は、Geeft niets.(ヘーフト ニーツ)と言います。
◆Tot ziens.(トッ スィーンス)
英語のGood bye.に相当します。いつでも使える表現ですが、Good night.の意味で使いたい場合は、Goedenacht.(フイェナフト)と言います。
◆オランダ語の主格人称代名詞と動詞zijn(ゼィン)
ここではオランダ語の主格人称代名詞と動詞zijn(ゼィン)の活用についてご紹介します。zijn(ゼィン)は英語のbe動詞に相当し、「〜です」、「〜にいます、あります」と言う意味です。
ik ben(イグ ベン=I am)、jij bent(イェイ ベント=親しい間柄のyou are)、u bent(ユー ベント=丁寧な表現のyou are)、hij is(ヘィ イス=he is)、zij is(ゼィ イス=she is)、het is(ェト
イス=it is)。
wij zijn(ウェィ ゼィン=we are)、jullie zijn(ユリ ゼィン=親しい間柄の複数形のyou are)、u bent(ユー ベント=丁寧な表現の複数形のyou are)、zij zijn(ゼィ ゼィン=they
are)。
動詞zijn(ゼィン)の後に国籍、職業、身分などを表す名詞だけが続く場合には、不定冠詞は付けません。例えば、He is a student.と言いたい場合、オランダ語ではHij is student.(ヘィ
イス ストュデント)と言います。
◆U bent de studente uit
Japan.(ユー ベント ドゥ ストュデンテ アィト ヤパン)
英語のYou are the student
from Japan.に相当します。uit(アィト)はfromに相当します。
ここでのポイントは定冠詞de(ドゥ)です。オランダ語の定冠詞は2つ存在します。1つはde(ドゥ)で、もう1つはhet(ェト)と言います。つまり、名詞には定冠詞de(ドゥ)を付けるものと、het(ェト)を付けるものとがあります。例えば、Dit is het cursusboek.(ディト イス ェト クルズスブック)と言うと、This
is the textbook.と言う意味になり、cursusboek(クルズスブック)に付く定冠詞はhet(ェト)であることが分かります。
◆Dit is het cursusboek.(ディト
イス ェト クルズスブック)
英語のThis is the textbook.に相当します。
ここでのポイントは指示代名詞です。dit(ディト)はthisに相当します。逆にdat(ダト)がthatに相当します。
◆Zoek jij iets?(ズック
イェィ イーツ)
英語のAre you looking for
something?に相当します。zoek(ズック)は動詞zoeken(ズーケン)の2人称単数形、iets(イーツ)はsomethingに相当します。
ここでのポイントはオランダ語の動詞の活用変化です。いくつかのタイプがあります。まずはその1つを見ておきましょう。
多くの動詞は語尾が-en(エン)で終わります。この-en(エン)を除いた部分を動詞の「語幹」と言います。では、動詞zoeken(ズーケン)がどのように活用を変化させるのか見てみましょう。
ik zoek(イク ズック=I look for)、jij zoekt(イェィ ズックト=親しい間柄のyou look for)、u zoekt(ユー ズックト=丁寧な表現のyou look for)、hij zoekt(ヘィ ズックト=he looks for)、zij zoekt(ゼィ ズックト=she looks for)。
wij zoeken(ウェィ ズーケン=we look for)、jullie zoeken(ユリ ズーケン=親しい間柄の複数形のyou look for)、u zoekt(ユー ズックト=丁寧な表現の複数形のyou look for)、zij zoeken(ゼィ ズーケン=they look for)。
動詞zoeken(ズーケン)と同じような活用をする動詞は、他にもgebruiken(ヘブライケン=use)などがあります。
ここで1つ注意点があります。例文であるZoek
jij iets?(ズック イェィ イーツ)ですが、主語がjij(イェィ=you)であり、本来、動詞zoeken(ズーケン)はzoekt(ズックト)になるはずですが、jij(イェィ)が主語の疑問文では、動詞の活用語尾の-tは省略される傾向があります。
それから、オランダ語の疑問文は動詞と主語をひっくり返すだけで完成します。
◆Ja. / Nee.(ヤー / ネー)
英語のYes.とNo.に相当します。例えば、Bent u student?(ベント ユー ストュデント=Are you a student?)と尋ねられて、Yes.で答えたい場合は、Ja, ik ben student.(ヤー, イク ベン ストュデント)と言い、No.で答えたい場合は、Nee, ik ben niet student.(ネー, イク ベン ニート ストュデント)と言います。
◆Wat is dat?(ワト イズ ダト)
英語のWhat is that?に相当します。wat(ワト)がwhatです。
ここでは、オランダ語の疑問詞で始まる疑問文を見てみましょう。
英語のwhoに当たるのがwie(ウィー)です。例えば、Who is she?と尋ねたい場合は、Wie is zij?(ウィー イス セィ)と言います。
次に、whenに相当するのがwanneer(ワネール)です。例えば、When does he use that?と尋ねたい場合は、Wanneer gebruikt
hij dat?(ワネール ヘブラィクト ヘィ ダト)と言います。
whereに相当するのがwaar(ワール)です。例えば、Where does she live?と尋ねたい場合は、Waar woont zij?(ワール
ウォーント セィ)と言います。
ここで注意が必要なのが、オランダ語の疑問詞疑問文は、疑問詞+動詞+主語の順番になると言うことです。例えば、Wanneer gebruikt hij dat?(ワネール ヘブラィクト ヘィ ダト)の場合、英語では疑問詞+主語+動詞の順番であるのに対し、オランダ語では動詞が主語よりも前に来ます。つまり、動詞は必ず2番目に来ると言うところに注意が必要です。
◆Woont de Koningin in het Paleis?(ウォーント ドゥ
コーニンギン イン ェト パレィス)
英語のDoes the Queen live in the palace?に相当します。woont(ウォーント)は動詞wonen(ウォーネン)の3人称単数形、de Koningin(ドゥコーニンギン)がthe Queen、in(イン)がin、het Paleis(ェト
パレィス)がthe palaceに相当します。
ここでのポイントは動詞wonen(ウォーネン)です。この動詞の活用形を見てみましょう。
ik woon(イク ウォーン=I live)、jij woont(イェィ ウォーント=親しい間柄のyou live)、u woont(ユー ウォーント=丁寧な表現のyou live)、hij woont(ヘィ ウォーント=he lives)、zij
woont(セィ ウォーント=she lives)。
wij wonen(ウェィ ウォーネン=we live)、jullie woonen(ユリ ウォーネン=親しい間柄の複数形のyou live)、u woont(ユー ウォーント=丁寧な表現の複数形のyou live)、zij wonen(ゼィ ウォーネン=they live)。
ここで注意が必要なのは、語尾の-en(エン)を除いた語幹がwon-(ウォン)ではなく、woon-(ウォーン)となっていることです。このように語幹が少し変わるタイプの動詞も存在します。
◆Zij heeft een olijftak.(セィ ヘーフト ェン オレィフタク)
英語のShe has a branch of olive.に相当します。heeft(ヘーフト)は動詞hebben(ヘベン)の3人称単数形、een(ェン)はオランダ語の不定冠詞で、英語のaやanに相当します。
ここでのポイントはまず、動詞hebben(ヘベン)です。この動詞hebben(ヘベン)はやや不規則に活用します。
ik heb(イク ヘブ=I have)、jij hebt(イェィ ヘブト=親しい間柄のyou have)、u hebt(ユー ヘブト=丁寧な表現のyou have)、hij heeft(ヘィ ヘーフト=he has)、zij
heeft(セィ ヘーフト=she has)。
wij hebben(ウェィ ヘベン=we have)、jullie hebben(ユリ ヘベン=親しい間柄の複数形のyou have)、u hebt(ユー ヘブト=丁寧な表現の複数形のyou have)、zij hebben(ゼィ ヘベン=they have)。
それから、不定冠詞een(ェン)です。英語のaとanのように、後ろに来る名詞による使い分けはありません。また、定冠詞de(ドゥ)、het(ェト)どちらにも使われます。例えば、the ladyだとde vrouw(ドゥ フラウ)と言いますが、a ladyだとeen vrouw(ェン フラウ)と言います。また、the bookはhet boek(ェト ブック)と言いますが、a bookだとeen boek(ェン ブック)と言います。そして、英語と同じように数えられない名詞には使えません。例えば、He drinks coffee.と言いたい場合は、Hij drinkt koffie.(ヘィ
ドゥリンクト コフィ)と言います。